食品の事故情報の整理・分析

2018年(1月〜12月)の事故情報についての整理・分析

告知理由別に見た事故情報

  2018年の事故情報の状況は、年間総件数786件で、2017年の750件よりも36件増(前年比104.8%)となった。総件数の年毎の推移は、2009年-577件、2010年-651件、2011年-554件、2012年-705件、2013年-488件、2014年-643件、2015年-822件、2016年-839件である。月平均値は65.5件、月別の件数で平均値を上回った月は、6月(75件)、7月(73件)、8月(81件)、9月(73件)、10月(66件)、11月(81件)であり、1年間の中では後半に若干の増加傾向が見られたことは昨年・一昨年と同様である。

 告知理由別では「不適切な表示/アレルゲン」が215件(27.4%)と最多で、昨年の165件(22.0%)から50件の大幅増となった(前年比130.3%)。次いで「期限表示の誤記(不適切な表示)/設定期限を超えて誤記」が160件(20.4%)で前年の138件(18.4%)から22件増(前年比116%)であった。さらに「微生物及び化学物質の混入(微生物の増殖を含む)/カビ、酵母等の微生物」が104件(13.2%)で前年の77件(10.3%)から27件の増加となった(前年比135%)。

告知理由として上記3種に次ぐものとして「表示関連以外の法令違反(その恐れを含む)」が86件(10.9%)、「異物(夾雑物を含む)の混入/ガラス片や金属等硬質異物」が41件(5.2%)、「品質不良(殺菌不十分、変色、風味変化などの不良品)」が35件(4.5%)、「微生物及び化学物質の混入(微生物の増殖を含む)/食中毒事故原因の微生物、化学物質」が30件(3.8%)であった。

各月の表示切替:      
(単位:件、%)
No 告知理由 2018年
暦年合計
各月のデータ
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1 微生物及び化学物質の混入(微生物の増殖を含む) 食中毒事故原因の微生物、化学物質
30
(3.8)
1
(1.7)
1
(1.7)
8
(13.6)
2
(4.7)
2
(3.8)
2
(2.7)
2
(2.7)
2
(2.5)
4
(5.5)
1
(1.2)
5
(7.8)
2 カビ、酵母等の微生物
104
(13.2)
2
(3.3)
4
(6.9)
5
(8.5)
5
(9.4)
8
(10.7)
11
(15.1)
16
(19.8)
14
(19.2)
16
(24.2)
16
(19.8)
7
(10.9)
3 異物(夾雑物を含む)の混入 ガラス片や金属等硬質異物
41
(5.2)
3
(5.0)
3
(5.2)
5
(8.5)
4
(9.3)
3
(5.7)
8
(10.7)
4
(5.5)
6
(7.4)
1
(1.4)
1
(1.5)
1
(1.2)
2
(3.1)
4 昆虫・毛髪等生物由来異物、及び軟質異物
23
(2.9)
4
(6.9)
6
(10.2)
2
(4.7)
4
(7.5)
1
(1.3)
3
(3.7)
3
(4.7)
5 容器・包装不良
17
(2.2)
2
(3.4)
1
(1.9)
2
(2.7)
5
(6.2)
1
(1.4)
2
(3.0)
2
(2.5)
2
(3.1)
6 期限表示の誤記(不適切な表示) 期限表示(設定期限を超えて誤記)
160
(20.4)
19
(31.7)
17
(29.3)
7
(11.9)
5
(11.6)
11
(20.8)
12
(16.0)
16
(21.9)
20
(24.7)
10
(13.7)
14
(21.2)
18
(22.2)
11
(17.2)
7 期限表示(設定期限より前に誤記)
6
(0.8)
1
(1.7)
1
(2.3)
1
(1.9)
1
(1.3)
1
(1.4)
1
(1.5)
8 期限表示(記載もれ、貼付もれ)
12
(1.5)
1
(1.7)
1
(1.7)
1
(2.3)
3
(5.7)
1
(1.4)
1
(1.2)
4
(6.3)
9 期限表示(印字不明瞭)
1
(0.1)
1
(1.4)
10 期限表示(その他)
3
(0.4)
1
(1.9)
2
(2.7)
11 不適切な表示 食品添加物
4
(0.5)
1
(1.7)
1
(1.7)
1
(1.5)
1
(1.2)
12 アレルゲン
215
(27.4)
20
(33.3)
18
(31.0)
21
(35.6)
10
(23.3)
12
(22.6)
31
(41.3)
21
(28.8)
18
(22.2)
16
(21.9)
12
(18.2)
18
(22.2)
18
(28.1)
13 誇大表示、優良誤認
4
(0.5)
1
(1.7)
2
(3.8)
1
(1.2)
14 その他の不適切な表示
27
(3.4)
1
(1.7)
2
(4.7)
1
(1.9)
4
(5.3)
6
(8.2)
3
(4.1)
6
(9.1)
2
(2.5)
2
(3.1)
15 表示関連以外の法令違反(その恐れを含む)
(計量法関連(量目など規格不良)、食品衛生法関連(国内未承認の添加物・放射線照射等、残留農薬等違反等))
86
(10.9)
5
(8.3)
4
(6.9)
9
(20.9)
6
(11.3)
4
(5.3)
8
(11.0)
9
(11.1)
9
(12.3)
12
(18.2)
13
(16.0)
7
(10.9)
16 品質不良
(殺菌不十分、変色、風味変化などの不良品)
35
(4.5)
2
(3.3)
3
(5.2)
2
(3.4)
7
(16.3)
3
(4.0)
2
(2.7)
2
(2.5)
7
(9.6)
1
(1.5)
4
(4.9)
2
(3.1)
17 賞味期限切れ、期限切れ原材料の使用
16
(2.0)
4
(6.7)
3
(5.2)
1
(1.7)
1
(1.9)
4
(5.5)
2
(2.5)
1
(1.6)
18 その他(お詫びのみで回収理由が不明、判断不能等)
2
(0.3)
1
(1.3)
1
(1.2)
合計
786
(100)
60
(100)
58
(100)
59
(100)
43
(100)
53
(100)
75
(100)
73
(100)
81
(100)
73
(100)
66
(100)
81
(100)
64
(100)
注1: ()内の数字は各合計に占める割合(パーセント)を示す。
注2: 事故内容が同一である社告が関係する製造メーカー、流通企業等から複数出されている場合には各社告を1件として複数カウントしている。
注3: ひとつの社告が複数の新聞、Webサイトに公表されている場合には、まとめて1件としてカウントしている。
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